マカロニ工房

ヤクト・エア(形式番号：MSN-03X)はアナハイム・エレクトニクス社のミノフスキークラフト搭載モビルスーツの実験機である。

第二次ネオ・ジオン抗争時にネオ・ジオンで使用され、抗争終結後接収されたクェス専用ヤクト・ドーガをベースに、ミノフスキークラフト搭載による大 気圏内飛行可能なモビルスーツとして設計されたが、設計データをシミュレーションでテストし、試作機へのフィードバックを主な目的とされていた。

量産機であるギラ・ドーガをベースにニュータイプ専用機として半ば強引に仕上げた為、機体バランスに多少問題のあるヤクト・ドーガがベースに選択さ れた事には、「サイコミュ兵器による絶大な攻撃力を有したミノフスキークラフト搭載機」というコンセプト機の実験データを、比較的低コストかつ短期間で得 るには都合が良いとの判断があったとされる。

これは、新技術の実験データを得るために新規にサイコミュ搭載機体の設計を複数行うのは、クライアントであった反地球連邦政府組織 "マフティー" の提示出来る予算からして不可能だったためであるが、かつてギラ・ドーガベースの高性能サイコミュ搭載機開発に携わっていた経歴を持つ者が開発スタッフの リストに名を連ねていることから、その技術的限界に再度挑みたいという個人的欲求に走ったからとも見られる。

特徴的な両肩のシールドは大型ジェネレーターとスラスターが備わっており、機体の稼働時間、機動性を向上させると共に、３基のファンネルを格納した ファンネルコンテナを２基ずつ備えている。ジェネレーターにより大幅に増強された出力は、ミノフスキークラフトの運用時の出力の安定化が期待され、その実 験データは同時期開発中であったRX-104FFペーネロペーのフライトユニットにフィードバックされたといわれる。

計12基のファンネルはサザビー、ヤクト・ドーガに用いられていたファンネルの発展系であり、従来のものと同様に展開時に４基のフィンを持つ。出 力、稼働時間は従来のものと大差ないが、フィンの各々がスライドし、フレキシブルバインダーとしてAMBACによる運動性の強化をもたらしている。また、 両肩のファンネルコンテナに収納することで再充電が可能なため、トータル稼働時間は飛躍的に向上しているとも言える。

ってなマカロニの妄想機体ラフコンテ風味…でもフライトユニット描くのを忘れてた罠。

しかし、あとでMGサザビーの解説書読んでいて知ったのですが、サザビーのファンネルって、ヤクト・ドーガのものと形は同じでも、コンテナの方に改良が施され、再充電可能になっていたのですね。